| 本誌から流用、毎月テーマを決めてクルマ遊びの幅を広げる特集をお送りしております。クルマ好きのみなさん必見の情報が盛り沢山です。 |
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すみつかれは別名「しもつかれ」とも呼ばれ、栃木県南から茨城県西付近に伝わる伝統食だ。鬼おろしですりおろした大根と人参に、正月の残りの鮭の頭と、節分の残りの煎り大豆、そして酒かすを一緒に煮込む。これは、海のない山間部で貴重な海の食材を、残り物まで全て利用して長く保存しようという郷土の知恵だ。今回、家庭の味ということで、昔からすみつかれを作り続けている古河市の主婦、関さんに協力して頂いた。この地域では、節分のあとの初午(はつうま)の日に必ず、すみつかれを作るのが慣わし。関さんの近隣では「午前中に7軒のすみつかれを食べ歩くと病気にならない」という言い伝えがあり、近所同士で交換して食べる。すみつかれは家によって味や作り方が違う。鮭の塩味のみで何も加えないところもあれば、酢を加えるところもあるのだ。関さんは子供の頃、独特の匂いが嫌いだったが、20歳を過ぎてしばらくぶりに郷里に戻ってきたら好きになっていたという。今では、関さんが次の世代に伝える立場。この先何年、いや何十年先までも、家庭の味を繋いでいってほしい。
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作り方はいたってシンプルで、大きな鍋の底におろした大根と人参を敷き詰め、その上に材料をのせて煮ること数時間。水は一切使わず、混ぜるのは煮終わった後だけ。焦げてしまうので、煮ている間には混ぜないのが約束。
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すみつかれを作る地域では、必ず一家にひとつ以上「鬼おろし」がある!これで大根と人参をすりおろすのは子供の仕事。大人は火や刃物を使う仕事と、家族みんなですみつかれを作るのが決まりになっているそう。
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関さんの家のレシピは、大根、人参、煎り大豆、鮭の頭、酒かす、油あげ、そしてちくわ。大根と人参は、おろし金では細かいし、意外に思えるかもしれないが、鮭は身の部分では味が出ない。
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※関さんは個人のお宅なので、直接のお問い合わせはご遠慮下さい。 すみつかれについては、月刊オートガイド編集部までお問い合わせを。
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「東の鮟鱇(あんこう)・西のフグ」とも言われるように、鮟鱇は冬の味覚の代表選手。アゴと骨以外は全て食べることができる「捨てるところのない魚」だ。漁師が船上で作っていた「鮟鱇のどぶ汁」は、丘で出す鮟鱇鍋とは一線を画す味わい。味付けは脂のたっぷりのった肝と味噌。そして野菜から出る汁のみと、海の男らしい濃厚な味だ。もう一つ「なめろう」といって、獲れた魚の身をブツ切りにし、麹味噌としょうが、長ネギを混ぜたたく料理がある。皿までなめる程美味しいから「なめろう」という名がついたとか。また、なめろうをご飯にのせ氷水をかけてかき込む「水なます」は、忙しい漁師ならではの食べ方だ。
そんな本物の漁師料理を食べられるのが「船頭料理天心丸」。自分で獲ってきた魚を、本当に自信を持って「美味しい」と言って出せる店をと、現役の漁師・渡邊さんが10年前に始めた。「鮟鱇は冬になると食べたくなる味、冬に食べるから一番美味しい味」なのだと主人は語る。鮟鱇の季節はまだかと待ち焦がれるのもまた、一興だ。
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どぶ汁の具は、獲れたての鮟鱇に、大根、長ネギ、そしてワカメ。どれも地場産だ。鮟鱇の一番の旬は2月〜3月。
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始めにあん肝を脂状になるまで炒める。本来、水は全く使用しないが、お店では食べやすいようダシ汁を加える。
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なめろうの良い食感が残る絶妙なたたき加減は、漁師を経験した人にしかわからないもの。
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なめろうを焼けば「さんが焼き」というまた違った料理。昔は船上で、板っ端に塗って焼いたそう。
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船頭料理天心丸 [てんしんまる]

〒319-1703 北茨城市大津町五浦710
Tel.0293-46-7801
営業時間:
平 日/11:30〜14:00(L.O) 17:30〜21:00(L.O)
土曜日/11:30〜14:30(L.O) 17:30〜21:00(L.O)
日・祝日/11:30〜19:30(L.O)
定休日:月曜日(祝・祭日の場合は営業、翌休業)
※鮟鱇のどぶ汁は11月から。 1人前2,100円で2人分より注文可能。
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